のっと ばっど らいふ

「最高」を目指すのをやめたら、「悪くない」毎日が待っていた。

日記

バカは一生、治らない。

「Malinaさんみたいになりたいです!」 なんとなく捨てられなくて、今でも実家の自分の部屋に飾ったままになっている中学の頃にもらった色紙には、そんな言葉が並んでいる。中学時代は表か裏かで言えば、私にとって明らかに表舞台にいた時代だった。 生徒会…

「やっぱりね」

読み終わった直後の感想は「やっぱりね」だった。 こうなることは、読む前からなんとなくわかっていた。たまたまテレビでこの本が発売されることを知ったとき、大方の予想はついていた。だからなのか「よし、買いに行こう」とは、ならなかった。けれどずっと…

勝手に生きる。

「やってあげている」 私の生活は日々、本当にこいつとの闘いだ。遠い昔、1つの部屋に2人で暮らしていたとき、自分の中に住みついたこの存在に気が付くことができていれば、もしかしたら今は変わっていたのかな。なんてことを考えたりもするけれど、私以外…

後悔も、失敗も、したくない。

「この道を選んだ後に、やっぱりあの道を選べばよかった…そんな風に後悔したくなくて」 「でも、逆のことも言えるんですよね」 そう言いながら、頭を抱える一人の高3生。 センター試験まで残り4か月を切ったこの時期、毎年生徒たちの心は揺れる。伸び悩む…

秋に、なりたい。

日中の気温はまだ高めで、少し汗ばんだりもするけれど、それでも通り抜けていく風に秋の気配を感じるようになった。 暑いとも、寒いとも、言えない季節。通り抜けていく風も、涼しかったり、少し肌寒かったり。決まった言葉で形容するのが難しい。 その存在…

「死」の向こう側

"「死」は、悲しむべきもの" たぶん私には、その感覚が欠落している。 私が初めて「死」というものを身近に感じたのは、小学4年のとき。母方の祖父の死だった。 あの日のことは今でもはっきりと覚えている。そろそろ寝ようかという頃、病院から危篤の連絡が…

名前のない想い

少し心が疲れた日。そんなとき、私を包んでくれる懐かしい温もり。 君は、本当に不思議な人だった。 出会いは、最悪。すかした態度が気に入らなくて、出会ったその日に大喧嘩をしたはずなのに、気が付けばいつも私の隣には君がいた。 それからずっと何をする…

愚痴りたくなる日もある

いいことじゃないってわかっていても よく誰かの悪口で盛り上がったりしていた。 大人になった今も、悪口や愚痴を全く言わないなんて そんな素敵な大人には到底なれそうにないけれど それでもやっぱり 時々愚痴を言いながらも 大好きな人たちだからこそ 楽し…

待つということは、難しい。

恋愛でも子育てでも教育でも 「待つ」ということは難しい。 待つということは信じるということだから。 信じられない人を待つことはできない。 できていないことを「できていない」と言うこともやらなきゃいけないことを「やれ」とやらせることも 実はそんな…

平成最後の夏

Instagram@be.malina 例年以上の暑さに口を開けばつい愚痴がこぼれてしまうけどこんな日だからこそ吹きぬける風の心地よさに感謝できる心の余裕を持ちたいと思う。

忙しい日々だからこそ

Instagram@be.malina 時間に追われて色々なことが見えなくなりやすいから 忙しいときこそ ゆっくりコーヒーを淹れてみたりいつもより少し丁寧にメイクをしてみたり なんだっていい。 1日の中で何かひとつだけでも丁寧に暮らす時間をつくる。 それが私の心を…

届けたい言葉

「ありがとう」 ― それは、あまりに綺麗すぎて、私には不釣り合いすぎる言葉だ。 授業後や少し遅くまで残って仕事をした日誰かの仕事を手伝ったとき生徒と面談を終えたとき 色んな場面でその言葉をもらう。けれど、そのたびに私はたまらなく居心地の悪さを感…

不思議な予感のはなし

午前中に病院に行こうと思ったけれど、どうしてもベッドから出ることができなくて二度寝。 出勤予定のギリギリに起きて、昨日コンビニに忘れた日傘を取りに行く。 暑さに溶けかけながら出勤すると、卒生が遊びに来てくれていて、楽しそうに大学生活の話をし…

「やってあげている」という暴力

学生時代のアルバイトを含めるともう10年以上、塾講師の仕事をやっていることになる。少なく見積もっても、300人以上の生徒たちと向き合ってきた。 だからこそ、どんなところに躓いて、何が原因で、それをどうしていけばいいのか、つまり「結果を出す」ため…

「がんばりやさん」のあなたへ

「がんばりやさんだから」 最初に言われたのはいつだっただろう。気が付いたときには、ほとんどの大人にそう言われてきたような気がする。 自分では特別がんばっているつもりはなかったけれど、あまりにも色んな人に言われるから いつからか、そうやって言わ…

いつもの道

昨日、急に仕事を頼まれて午後から出勤の予定を午前に早めた。 昨日までの過ごしやすさとはうって変わって容赦なく照りつける日差しの中いつもの道を歩いて会社に向かう。 いつもと同じ道。 いつもと同じ道だけど 数時間変わるだけでなんだか違う道に感じる…

お金と私。

7月分の給料明細。10万の位の数字が初めて変わっていた。 素直に嬉しいし、ありがたい。 でもきっと、昔の私なら違ったと思う。嬉しさや感謝の前に、申し訳なさや後ろめたさを感じていたと思う。 「お金」 それは私にとって、1番苦手なもの。 今だって決…

「今日」

日曜日の夜、書いていた長文ブログ途中でしっくりこなくなって下書きに入れた。 土日にたっぷり眠ったからか、なかなか寝付けなくて明け方までスマホを見てた。 クーラーの寒さに目を覚ますと、かけたはずのアラームの時刻から3時間過ぎていた。 冷え切った…

幸せの見つけ方

Instagram@be.malina ずっと、幸せになりたいと思っていた。ずっと、幸せになるためにはがんばらなきゃと思っていた。 ずっと、幸せとは、ないものを手に入れることだと思っていた。 でも、違った。 だって たくさんのものたくさんの人に 囲まれていると気付…

あなたは今、幸せですか?

「ねえ、毎日、楽しい?」 遊びに来ていた母に急に投げかけれられた言葉。あまりの唐突さに、一瞬固まってしまう。 「え、どうしたの急に?」 「いや、毎日会社と家の往復で楽しいのかなーって」 正社員ではないし、正社員になる気も、結婚をする予定もない…

授業嫌いの塾講師

「ただ授業に参加するだけなら、何の意味もないよ」 夏期講習4日目。連日の暑さに加え、学校での補習、そして塾での夏期講習。生徒たちにも疲れと気の緩みが見え始める。 そして、それは私たちも同じ。 昨日、集団授業の最後に言い放った言葉を思い出す。 …

心を亡くしてしまう前に

毎日、忙しい。 気が付けば 減らしても減らしても増える TODOリストを どう減らすかで頭はいっぱい。 そんな日々だからこそ ほんの少しだけでも 必ず「心」と向き合う時間を取る。 何を感じて、どうしていきたいのか 自分の心と対話する。 それが私の忙しい…

苦すぎる現実

「なんでこれができないんだろう」「もっとこうしなきゃ」「あの人はできているのに」 そんな風に上手くいってないことばかり見えてしまうときがある。 そんなとんでもなく苦いブラックコーヒーのような現実に出会ってしまったら 無理に流し込むわけでも捨て…

心地よい「疲れ」とともに

「あぁ、今日も疲れた」 夏期講習1日目を終えて、いつもより早めに眠気を感じ、ベッドに入る。こうして文字に表してしまうと、すごくネガティブに聞こえてしまう言葉だけれど、実はそうじゃない。 それは、心地よい疲労感と、充実感で満たされた私の中から…

幸せのつくりかた

朝、久々にドリップコーヒーを淹れた。 お湯を沸かして、少しずつ注いでいくと、コーヒーのいい香りが部屋中に広がっていった。 このコーヒーを挽いてくれた行きつけのお店のマスターの顔が浮かんで、この豆を育ててくれた人がいて、 電気ポットを作ってくれ…

「むじゅん日和」

いよいよ明日から夏期講習が始まる。何かが始まる前は、なぜだか無性にネガティブになる。 <授業で失敗しないだろうか><生徒の反応は大丈夫だろうか> 昔はそんなことなかったはずなのに、いつからこんなに憶病になってしまったんだろう。 <あの子だった…

魔法のことば

昔は普通に言えていたのに、いつの間にか、言うのが照れ臭くなった。 自然にそれを使う人たちをなんだか嘘くさいなんて思ったりして、言えない自分を正当化し始めた。 しばらくすると、心の中で思うことすら減っていって、ほとんど使うことはなくなった。 そ…

「最悪なこと」の翌日は

どんなに「最悪なこと」があっても、1日経ってしまえば、私の心は比較的穏やかになる。 そんな風に辛いことや上手くいかないことがあったとき、割とすぐ1人で処理していけるのは、強いからでも切り替えが早いからでもない。 むしろ、傷付きやすくて、引き…

「最悪なこと」との付き合い方

1人の生徒が塾を辞めた。おそらく、私が原因になってしまった。 初めは素直に悲しかったし、自分を責めた。それからしばらくすると、自分を守ろうとして、その生徒を責めたり、あれこれ言い訳を探してみたりした。上司から何と言われるのか不安で、上司と一…

月曜日が好きな理由

月曜日の授業が好きだ。 それはこの日の生徒が2人とも「私」を指名してくれているからだし、通常1対3の授業が1対2で、そのおかげで2人にじっくり向き合えるから。あと、授業のためだけに夜道を出勤するというのも、なんだか非日常な感じがして好き。 …