のっと ばっど らいふ

「最高」を目指すのをやめたら、「悪くない」毎日が待っていた。

苦すぎる現実

「なんでこれができないんだろう」「もっとこうしなきゃ」「あの人はできているのに」 そんな風に上手くいってないことばかり見えてしまうときがある。 そんなとんでもなく苦いブラックコーヒーのような現実に出会ってしまったら 無理に流し込むわけでも捨て…

心地よい「疲れ」とともに

「あぁ、今日も疲れた」 夏期講習1日目を終えて、いつもより早めに眠気を感じ、ベッドに入る。こうして文字に表してしまうと、すごくネガティブに聞こえてしまう言葉だけれど、実はそうじゃない。 それは、心地よい疲労感と、充実感で満たされた私の中から…

幸せのつくりかた

朝、久々にドリップコーヒーを淹れた。 お湯を沸かして、少しずつ注いでいくと、コーヒーのいい香りが部屋中に広がっていった。 このコーヒーを挽いてくれた行きつけのお店のマスターの顔が浮かんで、この豆を育ててくれた人がいて、 電気ポットを作ってくれ…

「むじゅん日和」

いよいよ明日から夏期講習が始まる。何かが始まる前は、なぜだか無性にネガティブになる。 <授業で失敗しないだろうか><生徒の反応は大丈夫だろうか> 昔はそんなことなかったはずなのに、いつからこんなに憶病になってしまったんだろう。 <あの子だった…

魔法のことば

昔は普通に言えていたのに、いつの間にか、言うのが照れ臭くなった。 自然にそれを使う人たちをなんだか嘘くさいなんて思ったりして、言えない自分を正当化し始めた。 しばらくすると、心の中で思うことすら減っていって、ほとんど使うことはなくなった。 そ…

「最悪なこと」の翌日は

どんなに「最悪なこと」があっても、1日経ってしまえば、私の心は比較的穏やかになる。 そんな風に辛いことや上手くいかないことがあったとき、割とすぐ1人で処理していけるのは、強いからでも切り替えが早いからでもない。 むしろ、傷付きやすくて、引き…

「最悪なこと」との付き合い方

1人の生徒が塾を辞めた。おそらく、私が原因になってしまった。 初めは素直に悲しかったし、自分を責めた。それからしばらくすると、自分を守ろうとして、その生徒を責めたり、あれこれ言い訳を探してみたりした。上司から何と言われるのか不安で、上司と一…

小さな大人たちへ

『もう受験なんて、やめたい』 ほとんどの塾がキャッチコピーに使っている「勝負の夏」なんて言葉はあまり好きではないのだけれど、いよいよ受験というものが現実味を帯びてきて、高3から受験生へ、生徒たちの心が慌ただしくなる季節がやってくる。来週から…

月曜日が好きな理由

月曜日の授業が好きだ。 それはこの日の生徒が2人とも「私」を指名してくれているからだし、通常1対3の授業が1対2で、そのおかげで2人にじっくり向き合えるから。あと、授業のためだけに夜道を出勤するというのも、なんだか非日常な感じがして好き。 …

「未完成」だからこそ、見える世界

こうしてネット上に、自分の想いを綴り始めて1週間。 数年前にも、同じように発信をしていた頃があったから、この経験自体は初めてではないのに、なぜかすごく大切なことのように思う。きっと、あの頃とは心の余白が違うからかもしれない。 いま思えば、あ…

「厳しい現実」に直面したときこそ、『自分が本当にどうしたいか』を考える

― 80問中、20問。 お世辞にもよくできているとは言えない正答率のプリントを眺めながら、参ったな、とつい声が出てしまう。 昨日、提出自由にしている英文法の宿題を採点していたときのこと。もちろん、まだ完璧とは言えないにしろ、解き方やミスの仕方…

「失敗」は「感謝」で返せばいい。

なんて、今だからこそ、そんな風に思えるようになったけれど、ほんの少し前までの私は、見えない未来に対して自分でどんどん不安を膨らませ、何よりも「失敗」というものを1番に恐れて生きていたように思う。 そんな自分を落ち着かせるために、理想の未来を…

コンビニの店員さんが教えてくれた「働く」ということ。

― PM 11:15 日中の暑さと授業でエネルギーを使い果たした私の足は、フラフラとコンビニに引き 寄せられていく。 食欲はない。けど、何か食べたいような、食べなきゃいけないような・・・なんてことを考えるのさえも、面倒くさい。おにぎりやお弁当なんて見向…

分かち合うこと。

「わかりあうことは難しいけど 分かち合うことは僕にもできる」 いつか聴いたそのコトバがふと、頭に浮かぶ。 "わかりあえる"と思うことは、ある意味、期待しているということで、だからこそ、裏切られたと感じたり、イライラするのかもしれない。 ”分かち合…

ありがとう。そして、さよなら。

「雨、大丈夫だった?」 そんなメッセージと共に懐かしい名前がスマホの画面に表示される。たくさんの幸せな気持ちと、たくさんの後悔と、たくさんの気付きを与えてくれた人。 彼からの連絡は数ヶ月前、謝罪のメッセージを送って以来。 きちんと終わらせた関…

やっぱり「今」を、生きよう。

スマホを見ても、テレビをつけても、大雨の被害拡大の情報からは逃れられない。目を背けようとしても、背けられない。けど、それでいいのだと思う。 奪われた命、残された人々のやるせなさ。救助や支援に尽力する人々への敬意。そして、どこか冷静な自分への…

今だからこそ。

先日の大雨による被害がどんどん明らかになっていく。 被害の詳細から、救助要請、救援物資やボランティアの募集まで。ネットには様々な情報が、さまざまな想いと共に溢れている。 そして、それを見るたび、それらの強さ、大きさに、押しつぶされそうになる…